恐くてたまらない怪物をなんとか表に出したら、 現れたのは、泣いてる小さな子どもだった。 ごめんねって一緒に泣いて、笑った。

やわらかいもの． 自身が思っている以上に実はタフ． 繊細で鈍感、鈍感で繊細． 希望という最後の切り札を持っている．

手垢にまみれたといわれる言葉の意味を解らせてくれるのは、 ささやかでも感動を伴う体験。

イヤな奴、愛はないけど、縁はあるのだろう。

掃除機の音がうるさくて、ほうきを使った。 ごはんも、炊くだけだったら鍋が早くて簡単だった。 掃除機と炊飯器を生活必需品だと思い込んでいたけれど。

見逃した映画を観ることが出来て嬉しいＤＶＤという文明。 でも映画を真に体験するには映画館という文化が必要。

黄昏夕方逢魔が時の子どもたち、 「あしたな！」と約束しながら「バイバイ」って帰ってゆく。 逢魔が時を、優しい夕餉の時へと変えながら。

日本中の世界中の、さまざまな場所から発信されている。 新しい人の、新しい人による、新しい人のための、ちょっと新しいニュース。 それを毎日受信してる。

小さい時から、いつも「さん」をつけてよんでいる。 なんだか友だちみたいだ、本屋さん。

どこに行っても場違いみたいで、 なにをやっても間違いのようで、 まともにみつめると気が違いそうになる寂しさに途方にくれる。 たぶんそこから始まる、始まった。 十代。

ケーキには、ついつい甘くなっちゃいます。

道ゆきて 恵みの雨に 濡れそぼつ

ほろ苦さを味わえるようになった

おいしい吸い物を飲んだ瞬間五臓六腑に染み渡っていった。 胃に着いたばかりのはずなのに、どうなってるんだろう。

何度目かの手術の時、麻酔で眠りに落ちる瞬間、 どうか眼が覚めますようにと心から願った自分を、時々思い出す。

「よくある話さ」って、ほとんど良くない話だ。 とっても良い話をして、「よくある話だよねえ」と言ってみたい。

感情・性格・悩み、全部ぜんぶそれこそが才能と認識して教育が行われたら良いのに。

死に、不浄とか、忌まわしい、と言うのは失礼じゃないだろうか。 肉親を送ってからそう思うようになった。

良く眠れると、体も心も軽い、大抵のことは、へっちゃらになる。 悪循環の反対語はないけど、良い循環に憧れる。

当ホテルにようこそ。 部屋はシンプルですが、ベッドと浴室には力を入れております。 どうぞ、ぐっすりおやすみ下さい。 お代はちゃんと頂きますが、 明日の朝ちょっと良くなったあなたの顔色が、 私への何よりの報酬です。

おくればせながら、クラスター爆弾の事を知った。破壊に向ける想像力とエネルギーはどこから産まれるのだろう。 母親達が一番望まない事をする人達も母親から産まれただろうに。 核兵器、劣化ウラン弾、生物化学兵器、地雷。

〆切のある毎日がなんだか楽しい。 しかし、 ビギナーズラック楽 の一種だろうと、気持ちを引き締める。

黙読して、音読して、心に置く、深呼吸する言葉たち。

優しさは、勇気も一緒に届けてくれる。

世界の中心は、人の数だけあります。 あなたも私も、常に世界の中心に存在します。 比喩ではありません。 単純な事実です。 世界の中心的存在か? というのは、どうでもいいことで、別の話になります。

おばあちゃんが言った。 ひっぱたきゃいいんだ、そんな男。 おばあちゃんが言った。 殴んなきゃだめだ、そんな男。 おばあちゃんの、女の子応援歌。

その言葉を知らなくても、おさなごは、それそのものだ。 与え、せつに求める。 いつのまにか、あんな、こんな、になっちゃう。 何故だろう、って言ってる場合じゃないけれど。 何故だろう。

余計なお世話だ、今日の占い。 当たっちゃいましたよ、お月さま。

大好きよと言ってみる。 時々、気分がパラレルワールド。 かまうもんか、 大好きさ。

昔、富士山に登った。 夜だったから、それぞれが懐中電灯で足下を照らして登り、 はるか上までその灯が続き綺麗だった。 人は皆、光り輝く魂を持っていると教えてくれる景色だった。