天才なお以て往生をとぐ、いわんや凡人をや。

すし詰めどころか押し寿司みたいな満員電車、 一両ひょいとつまみあげ、 渋谷のスクランブル交差点を皿にして、 トンと中身を置いてみたい。

「普通」は普遍のひとつ。「異常」がそうであるように。

子ども達には美しいものを沢山、 見たり触れたり聴いたりしてほしい、 うっとり教育。

ＫＹな風が四月の街を荒野に変える。 どんな小さな路地も見逃さない。 うなりとうねり、耳から風に溶けてゆく夜。