2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧
その冷笑する顔を思わず見てしまう。 彼が、彼女が、あざけりおとしめたい人やモノの方ではなくて。
酸いも甘いも噛み分けたというより、苦さを知っている人の声を聴きたい。
虫の時間、花の時間、木の時間、水の時間、星の時間。 あなたの時間。わたしの時間。 時計の時間で会いましょう。
まともに見てはいけないのはメデューサだけじゃない。 自分だって鏡を通して見なければいけない。 それは、うぬぼれ鏡でなければいけない時もある。
鵜の目鷹の目生き馬の目を抜く世間を死んだ魚のような目をして生きていく。 悪党や小悪党は佃煮が出来るほど居るが、悪人は作られる。 暗闇の灯台で止まってしまった何かが夜明けの光のなか再び動き出すその美しさ。
臭いものとして蓋をされたものは腐ってゆく。 腐る前に蓋をとるか、吹き飛ばすか。 天の網、地上の網。 そして白日の海。
分厚い面の皮の中には、多分、分厚い氷の塊がある。
今日は文化の日。 文明の日でなくて良かった。 だって、文化のなかにはお化けがいるから。 お化けが居られる闇があるから。 文明は部屋の隅々まで暴く蛍光灯の明かり。
メジャーじゃはかれないマイナーな自分が心底にいる。