なまものだから、傷んだり腐ったり、 活きものだから、弾んだり踊ったり、 気持ちは、私に属して私を支配し翻弄する生物。 で、たまに私はなまけものになる、と、落ち着ける。

父方の祖母の手紙はカタカナで書かれていた。変なのと笑った子どもの私にいつもは能天気な母が真顔で怒った。 おばあちゃんは苦労して独学で字を覚えたのだと。 たくさん叱られて、やっとなんとか今の私だ。

街路樹はおとなしい。根っこはどこまで伸びているのだろう。

まあ、あの人がそんなことするなんて、と最近思わなくなったが、人間には裏があるからと悟ったからじゃない。

愛が私のドラッグ。副作用はそりゃ半端じゃないがやめられない。私は日々増えていく病人の一人。

時間は瞬間をなめらかに重ねて埋もれさせていくから、たまにぼんやりをやめて、一瞬を懐に仕舞いこむ。

「成功」という言葉は、スポーツやゲームや実験の場面で使うのに適した言葉。

あなた、これどうぞ。 病院の待合室で見知らぬ老婦人が突然本を。 穏やかな微笑みにためらいながらも受け取ると彼女は帰っていく。 それは詩の投稿雑誌、沢山の喜怒哀楽花鳥風月。 私は今そこにいた詩に心ひかれていた。

サラダを作ろうと残っていたはずの大根を探したが見つからない。 次の日、冷凍庫で発見、、、 ハッハ春が来た。

春は溜まった疲れも花開く。 死んだように眠り、夢見るように生きて、眠るように死ねたらいいね。 春眠、暁の夢。

現実は人間の産物。

冷凍食品４割引はもはや定番で、開催曜日も決まっている。 ４割引の値段はもはや定価で、他の曜日に買う人はほとんどいない。 身を切る寒さに凍えてる冷凍食品。